「NO」と言うことに、罪悪感を抱いたことはありませんか?
でもそれって、実は自分を守るための大切なサインかも。
「もう無理」「これ以上はできない」と線を引くこと。
それは、自分がこれまで無理してきたことに気づく大切なきっかけになります。
境目が見えにくい時代に生きている私たち
「仕事も家庭も、全部頑張りたい。でも、気づけば自分の時間が全くない…」 そんなふうに感じたことはありませんか?
今の時代、仕事とプライベートの境界線ってとても曖昧ですよね。
スマホがあれば、どこでも誰とでも連絡が取れて、土日だって関係なく仕事関係の人からもメッセージが飛んできます。
月曜に子どもを職場に連れて行くのは変だけど、 土日に家で仕事するのは当たり前。
なんだか、おかしな話ですよね。
一度でも「例外」を作ると、なし崩しになる
「このくらい、まぁいいか」と思って対応したら、 次もまた同じような対応を求められて… 気づけば自分の時間がどんどん奪われていた、なんてことも。
仕事とプライベートの線引きは、まるで砂の壁みたいなもの。
どこか1つ崩れると、全体が一気に崩れてしまうんです。

線を引くのは難しい。でも、引かなければ守れない
もちろん、線を引いたことで「融通がきかない」と思われたり、 仕事のチャンスを逃してしまうかもしれません。
でも、それよりもっと大切なのは―― 自分の人生で一番守りたいものを選べなくなってしまうこと。
だからこそ、「ここから先は譲れない」と決めることが、 自分らしく生きるためには必要なんです。
私が今回この記事を書こうと思ったのは、ある平日の朝に送られてきた1本の動画がきっかけでした。
それは、あまり親しくない仕事関係の方からのもので、正直なところ気分がとても悪くなりました。
実は、そういったことは今回が初めてではなく、以前からも丁重にお断りしても不可解なメッセージがありました。
でも「大人の対応」と我慢してきたのです。
けれどその朝、限界を超えました。
そして私は、勇気を出して「対応は難しいです」と伝えました。
面倒な人からも、自分を守っていい
誰にでも、「なんとなく苦手だな…」と思う人はいるもの。
その人のために、大事な家族との時間や、自分を整える時間がなくなってしまうなんて、本末転倒ですよね。
自分の問題を自分で処理できない人が、無意識にこちらに頼ってくることもあります。
でも、相手の問題を全部引き受ける必要はありません。
だから、自分の時間を奪われる前に、静かに一線を引いてみてください。
それは、わがままではなく“自分を大切にする選択”です。

人助けと、依存の違い
誰かの力になりたい、役に立ちたい。 その気持ちはとても優しいし、尊いもの。
だけど、本来相手が自分で向き合うべき課題まで背負ってしまうと、 その人の成長や気づきのチャンスを奪ってしまうことにもなります。
「それはあなた自身が考えることだよ」 と線を引くことは、冷たさではなく、愛のある関わり方です。
線を引くことで、本当の自分が見えてくる
「ここまではできるけど、それ以上は難しい」 「この時間は家族との時間だから、対応できない」
そんなふうに、自分で自分の境界線をしっかり持つことは、 自分の人生を選び取っていく姿勢でもあります。
誰かに決められるのではなく、自分で決める。
自分で決まられずにいると、ズカズカと領域に入ってきて、勝手に自分の都合の良いように線を引いていってしまう。
そんなの嫌ですよね。
自分の領域は守る。それが、心にゆとりと自由をもたらしてくれます。
今日から、ひとつだけでもいい。 「これは譲れない」と思う自分の時間や想い、大切にしてみませんか?
女性だからこそ我慢してしまうこと、波風を立てたくない気持ち、よくわかります。
でも、あなたが苦しくなるほどに我慢を続ける必要はないです。
我慢しないこと=強さ。 「NO」と言えること=優しさ。
そして、自分の境界線を守ることは、誰よりも自分を大切にするということ。
もし、誰かの態度にモヤモヤしていたり、「もう限界かも」と感じているなら―― その感覚を信じてあげてください。
あなたには、線を引く自由があります。 そしてその線は、あなたの心を軽くしてくれます。
あなたの心が、もっと自由になりますように。
ご一読、ありがとうございました☆