七草粥はなぜ1月7日に食べるの?その由来と炊飯器で簡単にできる作り方(food #1)

こんにちは、この記事では日本の食文化について紹介しています。

今回は、七草粥という日本の伝統的な行事食について、その由来や効能、作り方などを詳しく解説していきます。

新年の始まりに七草粥を食べて、健康で幸せな一年を過ごしましょう!

七草粥の由来と意味

七草粥は、古くから日本で行われている行事食です。

その起源は、中国の「七十二候」という暦法に由来します。

七十二候とは、一年を24節気に分け、さらにそれぞれを3つに細分した72の時期のことです。

その中で、1月7日は「芹乃栄」という時期にあたり、芹(せり)が盛んに生えることを表しています。

芹は、春の七草の一つで、古代中国では、芹を食べることで邪気を払い、長寿を祈るという風習がありました。

やがて、芹だけでなく、他の春の七草も加えてお粥にして食べるようになり、七草粥という行事食が定着しました。

七草粥には、その一年の無病息災を願うという意味が込められています。

また、正月のご馳走に疲れた胃を休める効果も期待できます。

七草粥は、日本の自然と人々の暮らしに根ざした、素朴で温かい食事ですね。

春の七草の種類と効能

七草粥に入れる春の七草は、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろという7種類の野草です。

それぞれに香りや栄養があり、風邪予防や消化促進などの効果があると言われています。

ここでは、それぞれの野草の特徴や効能について紹介します。

<せり>

ビタミンCやカルシウムが豊富で、血液をサラサラにする働きがあります。

また、香りが強く、食欲を増進させます。

<なずな>

ビタミンAや鉄分が多く、目や皮膚の健康に良いです。

また、抗酸化作用があり、老化防止にも効果的です。

<ごぎょう>

ビタミンB1やカリウムが含まれ、疲労回復や利尿作用があります。

また、香りが爽やかで、気分をリフレッシュさせます。

<はこべら>

ビタミンKや食物繊維が豊富で、血液の凝固や便秘の予防に役立ちます。

また、苦味があり、胃腸の働きを整えます。

<ほとけのざ>

ビタミンEや亜鉛が多く、老化防止や免疫力の向上に効果的です。

また、ほろ苦い味があり、肝臓の解毒作用を助けます。

<すずな>

ビタミンB2やマグネシウムが含まれ、肝臓の働きや神経の安定に良いです。

また、甘みがあり、お粥によく合います。

<すずしろ>

ビタミンB6やナイアシンが豊富で、新陳代謝や皮膚の健康に有効です。

また、白い根が美しく、お粥に彩りを添えます。

春の七草は、それぞれに違った味や香りがあり、お粥に混ぜると、さっぱりとした味わいになります。

また、春の七草は、自然に生えている野草なので、農薬や化学肥料などの心配がありません。

自然の恵みを感じながら、七草粥を食べてみるのも楽しいですね。

七草粥の作り方とアレコレ

七草粥の作り方はとても簡単です。

白米を水で炊いてお粥にし、刻んだ春の七草と塩を加えて混ぜるだけです。

今は、スーパーで乾燥タイプやお茶漬けタイプなど、手軽に調理できるものが売られていますが、できれば新鮮な春の七草を使うと、より風味や栄養が高まります。

春の七草は、1月7日の朝に摘むと、より縁起が良いとされています。

また、摘むときには、七草の歌を唱えると、より効果があると言われています。

七草の歌。

「せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ これを摘めば 七草なり」という歌です。

この歌は、平安時代の歌人・紀貫之が作ったとされています。

七草粥は地方によって具材や味付けが異なります。

春の七草が手に入らなければ、冷蔵庫にあるネギやホウレンソウなど、お好きな野菜で作っても構いません。

また、醤油や味噌で味付けしたり、鶏肉や塩豚などを入れたりする地方もあります。

七草粥は自然界から新しい生命力をいただくという本来のコンセプトにマッチする食べ物です。

新年の始まりに七草粥を食べて、健康で幸せな一年を過ごしましょう!

炊飯器でお粥を作るコツ

炊飯器でお粥を作るには、以下のコツを覚えておくと便利です。

お米は1合(約150g)で十分です。水の量は、お粥の硬さによって異なりますが、目安は以下の通りです。

    – 全粥(とろとろ)…お米1合に対して水5〜6合(750〜900ml)

    – 七分粥(ややとろとろ)…お米1合に対して水7合(1050ml)

    – 五分粥(ややさらさら)…お米1合に対して水8合(1200ml)

    – 三分粥(さらさら)…お米1合に対して水10合(1500ml)

1:塩は少々加えます。塩はお好みで調整してください。

2:炊飯器の「お粥モード」または「柔らかめモード」を選択して、スイッチを入れます。

3:炊き上がったら、お好みで具材やトッピングを加えて完成です。

お粥は体に優しくて栄養も豊富なので、朝食や風邪のときにもおすすめですよ。

おいしい七草粥ができるといいですね。

日本の他の行事食と比較

七草粥は、日本の伝統的な行事食の一つですが、他にも季節や行事に合わせて食べる食事がたくさんあります。

例えば、以下のようなものがあります。

お正月

お正月にはおせち料理やお雑煮を食べて、一年の繁栄や健康を祈ります。

おせち料理は、色々な縁起物を詰め合わせた料理で、お雑煮は、餅や野菜を入れた汁物です。

節分

節分には福豆や恵方巻を食べて、邪気を払い、幸運を招きます。

福豆は、自分の年齢分の豆を食べて、残りの豆を部屋にまいて、鬼を追い払います。

恵方巻は、その年の恵方に向かって、願い事をしながら一気に食べる太巻き寿司です。

ひな祭り

ひな祭りにはちらし寿司やひし餅を食べて、女の子の成長や幸せを願います。

ちらし寿司は、酢飯に色々な具材を散らした寿司で、ひし餅は、桃の花の色に合わせて、桜色・白・緑の三色の餅を重ねたものです。

お花見

お花見にはお弁当や桜もちを食べて、春の訪れや桜の美しさを楽しみます。

お弁当は、色々なおかずを詰めたもので、桜もちは、桜の葉で包んだ餅です。

土用の丑

土用の丑の日にはうなぎを食べて、夏バテを防ぎ、元気をつけます。

うなぎにはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、夏バテ予防に効果があると言われています。

お月見

お月見には月見団子や秋の果物を食べて、月の神様に感謝や願い事をします。

月見団子は、白いお団子で、月の形を模しています。

秋の果物は、柿や栗などの旬のものを選びます。

大晦日

大晦日には年越しそばを食べて、一年の無事や長寿を願います。

年越しそばは、細く長いそばで、長寿や縁を象徴しています。

これらの行事食は、日本の四季や文化に合わせて、色々な意味や願いを込めて食べるものです。

七草粥と同様に、日本の食文化の一部として、大切にしていきたいですね。

七草粥は、日本の伝統的な行事食で、その一年の無病息災を願うという意味があります。

春の七草には、香りや栄養があり、風邪予防や消化促進などの効果があると言われています。

七草粥の作り方はとても簡単です。

新年の始まりに七草粥を食べて、健康で幸せな一年を過ごしてくださいね。

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

ナマステ✨

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この記事を書いた人

不妊治療経験者が教える妊活サポート!
S整体リンパ院長|RYTヨガインストラクター|心理メンタルアドバイザー|調理師|アロマセラピスト
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