夫婦タイプによって、お互いの求めているもの、ストレスの原因が変わってきます。
まずは自分たちが、どういった『夫婦タイプ』か?
知ることから始めてみてください。
夫婦タイプをチェック
当てはまる項目の数を数えて下さい。
⬜︎『好き』『愛してる』などの言葉をよく言う
⬜︎ハグや手をつなぐなどのスキンシップを大切にしている
⬜︎記念日をきちんと祝う
⬜︎家事・育児は2人でがんばりたい
⬜︎『どうして分かってくれないの?』とケンカになることが多い
⬜︎休日はできるだけ一緒に過ごしたい
⬜︎相手に不満があっても、多少なら『見て見ぬ振り』をする
⬜︎結婚する時、価値観や家庭像の一致を重視した
⬜︎自分たちらしい家庭をつくりたいと思う
⬜︎将来の生活、子どもの教育、親の介護について話し合うことが多い
⬜︎お互いの収入について共有し、しっかり管理している
⬜︎お互いの役割を果たし、成長しあえる関係でいたいと思う
⬜︎トラブルはすぐに報告・連絡・相談している
⬜︎家事代行サービスなどを使うことに積極的
⬜︎一緒にいると居心地がよく、安心感がある
⬜︎それぞれの趣味やこだわりを尊重している
⬜︎相手が趣味にどれくらいのお金を使っているか知らない
⬜︎相手がやってくれたことに感謝し合っている
⬜︎家事の分担は決まっているが、難しい時は助け合う
⬜︎お互いに気を遣って、なかなか物事が決まらない
⬜︎親の介護やお金の話など、気まずくなりそうな話題はできるだけ避ける
Aタイプ
恋人タイプ:好きだから一緒にいる。『気持ち』がエネルギーのラブラブ夫婦。
この夫婦が大切にしているのは『お互いの気持ち』。
好き同士であること、気が合うこと、愛し合うこと、愛し合っていることが、夫婦の根源。
特徴は『愛情表現が多い』
- 『愛しているよ』『大好き』を普段から言い合う
- 手をつなぐ、ハグをする、キスをする、などのスキンシップも多い
- 『記念日を大切に祝う』『人前で相手をホメる』などを自然に行える
いつも一緒にいるのが基本の二人。
そこにあるのは揺るぎない愛。
ですが気持ちに頼る部分が大きいため、普通の連絡がおろそかになりがち。
気持ちに頼るあまり、すれ違う危険あり。
- 愛し合っているから、やってくれるはず
- 伝わっているはず
- どうして分かってくれないの?
- 事を荒立てたくない
生活習慣のきになるところも見て見ぬふりして、静かにストレスが溜まっていたりします。
長い結婚生活ですから、恋が冷めたり、失望したりと気持ちの浮き沈みがあって当然。
ポジティブな愛情表現だけでなく、ネガティブな気持ちやちょっとした文句も、サボらず言葉にする習慣をつけることでスレ違いの調整ができます。
『愛』という気持ちに頼りすぎることなく、時々は二人が目指す『人生のゴール』について話し合ったり、共同生活や二人のルール・マナーをきちんと決めたりすることで、よりバランスの取れた夫婦になれるはずです。
Bタイプ
戦友タイプ:価値観が合うから一緒にいる。『計画性』がエネルギーのバリバリ夫婦。
一緒に家庭を切り盛りしていく、戦友のような夫婦。
この夫婦が大切にしているの『価値観』
今後、どういう暮らしをして、どういう子育てをしたいか等のビジョンが一致していることが、夫婦でいる理由。
特徴としては『プラン』をシェアすること。
- 何歳までにマンションを買う
- 子どもは何人にする
- 子どもの教育
- お互いの収入
- 親の介護
などのはっきりしたプランがあり、夫婦間で共有される。
小さなことでも、“報告・連絡・相談“を怠らず、それぞれの役割を果たそうとします。
自分たちらしい家庭を築くための“ビジネスパートナー“のような関係。
ビジネスライクな関係になってしまう可能性大!
コミュニケーションにも、ゆるさや適当さがない2人。
お互いにきちんと向き合い、意見のすり合わせも怠らない。
でも、これを毎日やっていると、息がつまります。
そして、人生のプランが達成されてしまうと燃え尽きてしまいます。
突然の2人だけの時間に戸惑うこともなってしまいます。
長い結婚生活ですから、モチベーションが上がらずに疲れてしまうこともあります。
お互いに弱った時は、取り止めのないおしゃべりや、出口のない愚痴もOKとして、耳を傾けることも大切。
ゆるい気持ちでのやり取り必要です。
『価値観の一致』に頼りすぎることなく、相手を気遣って、居心地のいい関係を保ったり、時には愛情表現で相手の気持ちを高めたりすれば、バランスの取れた夫婦になれます。
Cタイプ
同居人タイプ:楽だから一緒にいる。『自立と距離感』がエネルギーのイマドキ夫婦。
シェアハウスの同居人のような距離感の夫婦。
この夫婦が大切にしているのは『一緒にいて楽』という感覚。
それぞれの趣味や時間に干渉せず、相手の生活を邪魔しない。
友達の延長のような居心地の良さが売りです。
特徴は『ルール』を決めていること。
- 洗面所の使い方
- タオルの干し方
- 家事分担
お互いに自立した2人が『ルール』を決めて、それを守ることで、ストレスのない共同生活が実現します。
『ありがとう』をこまめに言うなどの“マナー、気遣い“も忘れない2人。
夫は料理。妻は読書。別々のことをしていても、なぜか居心地がいい。
相手の収入状況や実家の問題にもあまり踏み込みません。
適度な距離感を保つ関係。
ちょっとした変化で、それぞれの道を歩むことになるかも。
他人行儀とも思えるくらい、さっぱりとした関係の2人。
ゆるい繋がり、離れるのも簡単。
価値観や気持ちに変化があった時はドライになります。
- 他に好きな人ができた
- 欲しくないと言っていたけど、子どもが欲しくなった
- 突然、海外で暮らしたくなった
『生活スタイルが合わなくなった』
『無理して一緒にいなくていいよね』
といった感じで、別離の道を選ぶことには抵抗がありません。
長い結婚生活、思わぬトラブルや挫折に見舞われることもあります。
『ルール・マナー』といった、大人なコミニュケーションだけでは解決できない問題も出てくるはずです。
そういう時は『熱い情熱』や『2人の絆』など、別のエネルギーが必要になります。
“お互いの自立した関係“を過信することなく、“好きなところ“を口に出して褒めたり、時には2人の将来像について真剣に話し合ってみる。
そうすることで、よりバランスの取れた夫婦になれます。