冬の薬膳スープ|冷えと回復を底上げする

目次

冬は「冷え」が回復力を落としやすい季節

冬の不調は、気合が足りないから起こるわけではありません。
気温が下がるだけで、体はそれに合わせてエネルギーを使い、巡りも落ちやすくなります。

  • 手足が冷える
  • 肩首が固まる
  • 眠っても疲れが抜けない
  • 胃腸が重い(年末年始に特に増える)
  • なんとなく気分が沈む

こういう時、食事で完璧を目指すより、毎日の「戻し方」を固定した方が続きます。
その最小単位が、温かいスープです。


中医学を“夕食レベル”に翻訳すると:冬は「守り」と「回復」

冬は、外の寒さで体が縮こまりやすく、巡りが落ちがちです。
この時期に大切なのは、乱れを一気に直すことではなく、回復できる状態を維持すること

このBlogでは、冬の薬膳スープを次の3つで設計します。

  1. 温める(冷えで落ちる働きを底上げする)
  2. 巡らせる(滞りを作りにくくする)
  3. 守る(胃腸を疲れさせない/続けられる味にする)

薬膳は「特別な料理」ではなく、日常の調整の仕組みです。


冬の薬膳スープ設計ルール(このBlog基準)

難しいことを足すのではなく、ルールを決めて迷いを減らします。

ルール1:鍋ひとつ、10〜15分

冬はやることが増えます。
スープは“手間を増やさない固定枠”にします。

ルール2:生姜は“後入れ”にする

家族で好みが分かれやすいのが生姜。
最初から入れすぎると、子どもが飲みにくくなります。
大人の器だけ、すりおろし生姜を追加が失敗しません。

ルール3:「たんぱく質+野菜+温かい汁」

スープを「回復の土台」にするために、具材の形を決めます。
例:鶏/卵/豆腐のどれか + きのこ/根菜 + だし


冬の基本レシピ|鶏だんごと白菜の回復スープ(家族向け)

年末年始や冷えた日の“戻し”に使える、やさしい味の基本形です。

材料(3〜4人分)

  • 鶏ひき肉 200g
  • 卵 1個(だんご用/なければ省略可)
  • 白菜 1/4株
  • えのき 1袋(またはしめじ)
  • 長ねぎ 1/2本
  • しょうが(大人用・後入れ)
  • だし:水 800ml + だしパック/顆粒だし
  • 味付け:塩少々+醤油小さじ1〜2(または味噌でも可)

※包丁を使いたくない日は、白菜とねぎはキッチンバサミで切ればOKです。

作り方(10〜15分)

  1. 鍋に水とだしを入れて火にかける。
  2. 白菜・きのこ・ねぎを入れて煮る。
  3. 鶏ひき肉に卵(省略可)と塩少々を混ぜ、スプーンで落として火を通す。
  4. 醤油で薄めに調える(濃くしない)。
  5. 食べる直前に、大人の器だけ生姜を少量入れる。

子ども対応のポイント

  • 生姜・七味は後足し
  • 味は「薄め」を基準にして、物足りなければ各自で調整

味変・アレンジ(3パターン)

続けるために、同じ鍋でも“別物”に見せます。

1)味噌バージョン(胃腸が疲れている日に)

醤油の代わりに味噌。
だんごの生姜は控えめにして、やさしい発酵の方向に寄せます。

2)豆乳バージョン(乾燥・疲れ・満足感が欲しい日に)

仕上げに豆乳を少し入れる(沸騰させない)。
体が冷えやすい人は、豆乳は入れすぎず“少量”で。

3)雑炊バージョン(飲み会翌日の“戻し”)

残ったスープにごはんを入れて軽く煮る。
食べすぎた翌日は、**「量を減らして温かく」**が回復を助けます。


3日運用(買い出し→仕込み→回し方)

冬は「回復スープ」を3日軸で回すと、疲れにくいです。

買い出し(この1セットで3回)

  • 鶏ひき肉
  • 白菜
  • きのこ
  • ねぎ
  • 卵 or 豆腐(どちらか)

仕込み(5分)

  • 野菜は洗って、使う分だけざっくり切る(バサミでOK)
  • 鶏だんごは「当日混ぜ」で十分(無理に作り置きしない)

回し方(例)

  • 1日目:醤油の基本スープ
  • 2日目:味噌に変える
  • 3日目:雑炊で締める(量を軽めに)

こんな日に使う(冬の現実に合わせる)

  • 外から帰って体が冷えた日
  • 寝不足でだるい日
  • 年末年始の食べすぎ・飲みすぎの翌日
  • 皮膚や粘膜が荒れやすい時期に、まず土台を整えたい日

イベントは楽しんでいい。その代わりに、戻す仕組みを持っておく
その役が、薬膳スープです。


よくある質問(続けるためのQ&A)

Q. 毎日違うスープを作らないと意味がない?
A. 違わなくて大丈夫です。基本形を固定して、味だけ変える方が続きます。

Q. 生姜は毎日入れた方がいい?
A. 入れすぎない方が続きます。大人だけ後入れで十分です。

Q. 病院の薬を飲んでいるけど、薬膳をやっていい?
A. 食事は生活の土台です。ただし個別の医療判断はできないため、不安がある場合は主治医に確認してください。


次に読む(リンク置き場|子記事ができたら追加)

  • 冬の薬膳スープ:冷えタイプ別(準備中)
  • 年末年始の戻しスープ(準備中)
  • 春の薬膳スープ(準備中)

この記事のまとめ(短く)

冬は「冷え」で回復力が落ちやすい。
だからこそ、夕食に“調整役”としてスープを固定する。
完璧ではなく、続く形で回す。それがこのBlogの薬膳です。

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この記事を書いた人

ウィステリアオンラインサロンのサオリです。不妊治療経験を通じて学んだセルフケアの大切さを伝えるため、ヨガやリンパ療法、マインドフルネスを融合したプログラムを提供しています。「心と体を整え、自分らしく生きる力を育む」をテーマに、初心者から経験者まで幅広くサポートしています。

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